集客のお手伝いをさせていただくお仕事をしているので、InstagramやTwitterなど、SNSでの集客について相談を受けることがあるため、たいしてSNSを使いこなせていない僕が必死で基本知識をまとめる記事です。
今回は、フォローされやすいプロフィール欄を具体的に考えていきます。世の中に完璧も絶対もありません。僕が客ならこのアカウントをフォローする、という考えをまとめています。
表現の仕方は多種多様です。この記事を参考にしつつ、自分の好きなアカウント、自分が目指すアカウント、自分が共感できるアカウントから、そのアカウントが工夫している要素を分解/吸収して自分のアカウントに体得する方法を学んでほしいと思います。
ダメなプロフィール欄の例
ダメなアカウントの例として架空のプロフィール欄を2つ用意しました。実在するアカウントの一部を加工しています。NAOZOというヨガインストラクターは実在しません、念のため。
NAOZO
ヨガインストラクターやっています!よろしく!
NAOZO
🔸 Born in April 2000 🙏
💚 Yoga instructor🔸I love Yoga 📿
ダメ要素の解説
プロフィール欄でタメ語の挨拶
例えばコンビニにはいって初対面の店員さんから「よく来たね!よろしく!」とタメ語で挨拶されると違和感があります。なんだか距離感が違う。コンビニじゃなくて常連だけで内輪で楽しんでいるお店(アカウント)だったのかな、部外者や第三者が無言フォローすると「あなた誰?」となってしまう内輪のお店(アカウント)かもしれない、という不安もよぎります。普通に「はじめまして!よろしくお願いします!」と丁寧語で挨拶されるると印象はいいですよね。安心します。一般的に共感されるアカウントの基本とはそういうことだと思うのです。(あえてコアなところを狙いに行くなら別ですよ)
なぜか英語で記載してある
世界中から見にくるインターネッツなので英語で書いてみたのか、日本語をしゃべるお客さんを主な集客対象とするのであれば日本語で伝わるように書くべきです。
無駄な絵文字が多い
安っぽい印象になるので必要以上の絵文字は使わないほうがいいです。また、端末によって表示される絵文字が異なることも知識として知っておきましょう。特に2種類以上の絵文字を使うと急に安っぽさ、幼稚さが増して、皮肉の意味でキラキラしたアカウントになります。洗練されたイメージを打ち出したいなら絵文字は使わない。
短くて説明が足りない
プロフィール欄には文字数制限があります。Instagramは名前30文字+自己紹介150文字。Twitterは名前(アカウント名)28文字+プロフィール160文字+所在地(住所)30文字です。与えられた文字数を100%活かして、あなたの思いを伝えましょう。
※Twitterはパソコンで記入すると名前50文字+プロフィール160文字+所在地140文字になるという裏技があるようです。試してみたい人はやってみてください。
フォロワー数1,000人を超えるアカウントのプロフ欄
SNSアカウントの性質を瞬時に判断する方法として、フォロワー数とFF比をチェックする方法があります。具体的には別記事で説明します。
ここでは「フォロワー数が1,000未満のアカウントはビジネスアカウントとして成立していない」と言っておきます。ビジネスアカウントとして成立しないというのは、そのSNSの運用だけではビジネスがまわるほどの新規集客が成立していない、という意味で理解してください。フォロワー数が1,000を超えてはじめてビジネス用アカウントです。
具体的に見てみましょう。実際に存在するフォロワー数が1,000~5,000のInstagramアカウントを一部改変しています。(山田山夫さんもHanakoさんも架空のアカウントです、念のため。)
スポーツ選手/アスリート専門のトレーナー 山田山夫
◆スポーツ選手とアスリートの腰痛専門パーソナルトレーナー。
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国体出場の社会人アスリート・少年サッカーの代表選手など、多くのスポーツ選手のパフォーマンスを改善させています!
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身体能力を引き出すためのパーソナルトレーニング
詳細ご希望の方はメールでご相談ください。
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良い点の解説
名前欄30文字をフル活用している
一般的な日本人で名前だけで30文字を使い切ってしまうことはあまりありません。なので名前欄30字をフル活用することで、どこで何をしている人なのか簡単に説明できてしまいます。
プロフィール基本3項目をきちんと書いている
僕は、ビジネス用アカウントのプロフィール基本3項目と言っています。Googleに登録するときも、名刺を作るときも、ホットペッパービューティーやミニモを使う時も、紙でチラシを作るときも、この150文字前後に要約した基本項目をプロフィール欄にしっかり記載することで端的に自分を伝えることができます。
- 何を提供しているのか
- どこで活動しているのか
- 仕事の依頼をする連絡先
プロフィール欄に自分が関心のあるキーワードがあれば、投稿内容までチェックしてくれる、投稿内容に共感してもらえるとフォローしてもらえる、という基本的なSNS活用の流れを確認してください。
おまけ。フォロワー数5,000人を超える人のプロフィール欄
フォロワー数5,000人を超えるあたりから、ふたたびシンプルに回帰する傾向があります。そして、取材/仕事依頼の方法をシンプルに記載しているケースが増えてきます。
プロフィール欄に自分が何者かを詳細に説明しなくても一定量の仕事依頼がくるため、仕事を選べる状況になっているからです。仕事を選んでも新しい依頼が来るので、SNSで見知らぬ人から新規の依頼を受ける余裕がありません。条件のよい仕事、楽しい仕事の依頼だけを選ぶ余裕ができるフォロワー数の境目が、目安として5,000~10,000くらいです。
インフルエンサーの定義や基準は様々ですが、フォロワー数10,000を超えるといわゆる「インフルエンサー」と呼ばれるようになります。特定のジャンルで5,000フォロワーを超えていればマイクロインフルエンサーとして活躍できる可能性が見えてきます。
5000を超える人(マイクロインフルエンサー)
Eri Nishizawa さん
> @eriyogacat フォロワー5,748人
Yumi Takami さん
> @andyoga.yumi フォロワー6,738人
りかる さん
> @recal.jp フォロワー14.9千人
100,000を超える人(神)
長谷川エレナ朋美 さん
> @hasegawa.elena.tomomi フォロワー21.8万人
さて、ここで僕が言いたいのは、インフルエンサーを目指そうということではありません。SNS初心者はインフルエンサークラスのSNSアカウントのプロフィールを真似てはいけない、と言いたいがために例示しています。あなたのビジネス用アカウントのフォロワー数が5,000を超えたら好きなように真似してください。でも、おそらくそのレベルになったら参考にする必要もありません。
渡辺直美さんは2019年10月30日現在、フォロワー8.9百万人の神アカウントです。このクラスになれば、名前欄4文字しか使わなくても(26文字あまらせても)、英語で書いても(むしろ海外での活動を視野にいれているでしょうし)、構いません。仕事依頼の連絡先などSNSで公開しなくてもOK。「動画はこちらか↓」と「ら」が脱字のまま放置していてもOK。
それでも、JP(どこで活動しているか)、コメディアン(何を提供しているか)の2点はちゃんと書いてあるんだなと思いました。
渡辺直美 @watanabenaomi703
Naomi Watanabe🇯🇵comedian
Vogue JAPAN 動画はこちらか⬇️
youtu.be/EX_axESFHpE